アーモンドが日本に渡来したのは、江戸時代に南蛮船でポルトガル人が持ち込んだのが最初と言われています。アーモンドの粒の形状が扁平なことから、和名を「扁桃」と呼び、咽頭部のリンパ組織の形がこれに似ていることから、「扁桃腺」の語源となりました。
アーモンドは、南ヨーロッパ、アメリカ合衆国、オーストラリアなどで栽培されており、世界の約7割をアメリカ合衆国カリフォルニア州が占め、日本などの消費国へ輸出されています。
【栄養特性】
アーモンドは、抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守るビタミンEが非常に多く含まれています。また、脂肪酸組成の約70%は、一価不飽和脂肪酸で構成されており、特にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を抑制するオレイン酸がその99%を占めています。ナッツ類の中でもカルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛といったミネラルバランスに優れ、食物繊維も豊富に含んでいます。
«栄養成分表» アーモンド(乾)(100g当たり) 栄養成分情報 ▸ | |||||
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エネルギー | 609kcal | ナトリウム | 1mg | 銅 | 1.17mg |
たんぱく質 | 19.6g | カリウム | 760mg | ビタミンE | 30.0mg |
脂質 | 51.8g | カルシウム | 250mg | ビタミンB1 | 0.20mg |
炭水化物 | 20.9g | マグネシウム | 290mg | ビタミンB2 | 1.06mg |
糖質 | 10.8g | 鉄 | 3.6mg | ナイアシン | 3.6mg |
食物繊維 | 10.1g | 亜鉛 | 3.6mg | 葉酸 | 65μg |
日本食品標準成分表2020年版(八訂)より